取扱上のご注意
保管 供給 展開 回収洗浄 組立 滅菌
iConの製品保証はご購入日より5年です。ただし「取扱上のご注意」に従い、適切に点検し正しく丁寧にお取り扱いください。
長くお使いいただくために次のヒントを参考にしてください。
●オートクレーブの予熱を10~15分設定
●コンテナセットの総重量は10Kgまで
●3M製滅菌テープは絶対に貼らない
●機械洗浄の乾燥プログラムは60℃30分まで
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 保管
・払出しの際はコンテナーシールで開封されていないことを確認してください。
・保管の際は積み重ね可能ですが、あまり積み重ねすぎると不安定になりますので注意してください。
・室温保存とし、できるだけ紫外線の少ない場所で保管してください。
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供給
・誤開封防止用コンテナーシールの日付を確認し、先入先出を行います。
・決してフタを持ち上げたりせず、ハンドルもしくはアングルをしっかり持ち丁寧に搬送してください。
・iConは乾燥した水平な安定した場所に置き、突起物等で本体底のフィルターを破損しないよう注意してください。
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展開
・両手でiConフタのロックを引き上げ、水平に持ち上げて開封してください。片側だけ持ち上げると変形の恐れがあります。
・確実に無菌提供できるようにバスケットのハンドルを持ち上げてコンテナーから取り出します。
・展開時もコンテナーの目視点検を行い、密封性が損なわれている可能性のある場合は使用しないでください。
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回収洗浄
・使用済み手術器械等の回収には、滅菌用iConは使用しないでください。回収には別途、回収用iConを使用してください。
・滅菌コンテナーは柔らかいスポンジ等で用手洗浄してください。強くこすらないようにしてください。
・アルコールでの清拭、ウォッシャディスインフェクタでの洗浄、ベンジンの使用が可能です。
・長時間の乾燥は製品寿命の低下に影響する可能性がありますので、乾燥プログラムは60℃×30分までにしてください。
・プラスチックやパッキン部分等に製造時の微細な異物や気泡が見られる場合がありますが問題ありません。
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洗浄について
用手洗浄の場合
・日常的には、水を浸した柔らかいスポンジ等で強くこすらないように洗浄してください。
・特にシリコン塗布部分(フタのパッキンやライン状凹部)はこすらないでください。
・硬いブラシや研磨剤は使用しないでください。
・「環境クロス」等の第4級アンモニウム塩を含む洗浄剤は使用しないでください。
・洗浄剤を用いた場合は流水で十分すすぎ、リントフリーの布等で水分を取り除いて乾燥させてください。
・消毒には消毒用アルコールを用いて清拭してください。
機械洗浄の場合
・中性またはアルカリ性洗浄剤で洗浄し、十分にすすいでください。
・長時間の乾燥は製品寿命の低下に影響する可能性がありますので、
 乾燥プログラムは60℃×30分までにしてください。
・乾燥後に水分が残る場合は、リントフリーの布等で取り除いてください。
・洗浄を繰り返すとロックがかたくなる場合があります。その場合は
 写真の→部分に微量の潤滑剤を塗布してください。
薬品名
× 第四級アンモニウム塩
○ 消毒用アルコール
○ アルカリ性洗剤
○ ベンジン
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組立
・点検項目に従い、損傷がないか必ず目視点検を行い、密封性が損なわれている可能性のある場合は使用しないでください。
 ●フタや本体(ひび割れ等がないか)●フィルター(穴あきはないか)●パッキン(切り裂けていないか)
・セットする器械の総重量はコンテナーを含めて10Kg以内としてください。
・フィルターを塞ぐ可能性があるので、iCon内で乾燥シートのような不織布は使用しないでください。
・コンテナー内部(フタ内側の「見えるインジケーター」)にタイプ4以上のケミカルインジケーターを挿入します。
・フタをする際はパチンと音がするまで確実にロックしてください。
・コンテナー外部(ロック部分)には誤開封防止用のコンテナーシールを取り付け、滅菌日、担当名等を記入します。
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主な点検カ所
ロック・ステンレスパーツ
・変形はないか
リベット
・プラスチック割れはないか
(キズではなく貫通する割れ)
パッキン
・切り裂けていないか (軽微なひびは問題ありません)
ハンドル・ステンレスパーツ
・変形はないか
リベット
・緩み・プラスチック割れはないか(キズではなく貫通する割れ)
コーナー付近
・プラスチック割れはないか (キズではなく貫通する割れ)
フィルター
・穴あきはないか (軽微なしわは問題ありません)
上記以外にも異常がないか目視点検をお願いします。密閉性はフタをロックして「パチン」という音がすることで確認してください。
​安全のため弊社以外での修理は行わないでください。

 
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見えるインジケーターについて
フタの内部にインジケーターを差し込めるので、滅菌後にフタを開けなくても滅菌確認できます。
外部インジケーターのように「滅菌工程を通過したかどうか」ではなく
内部インジケーターで「確実に滅菌できているかどうか」を滅菌直後に確認することができます。
フィルターから最も離れた最も滅菌しにくい位置にあるので、滅菌有効性の確認に適しています。
ラミネートコートされていないインジケーター等の場合、汚れがフタに付着しますので使用しないでください。
オートクレーブ用インジケーター
×汚れ 3M:化学的インテグレータ(1243)
×汚れ 3M:化学的インジケータストリップ(1250)
○ サクラ精機:ブラウンMVIインジケータ(2551)
○ 名優:タイプ5インジケータ(gke211-226)
○ ホギ:メッキンカード(AC-1S)
○ 日油技研:ケミカルインジケータ(S(S)-121-20 AC-03P)
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ロックについて
1.フタ側の突起部分を本体側のスリットにはめ込むようにします。ロックの位置あわせにもなりますので、ここがきちんとはまらないとロックはできません。(ミニサイズにスリットはありません。)
2.手のひらを金具部分に乗せ、本体側に押し下げます。(プラスチック部分ではなく金具部分を押すのがコツです。)密閉性を高めるためフタのたわみを利用していますので、下へ押し下げることを意識してください。十分に押し下げた状態で、ロック可動部を内側に軽く押すとパチンとはまります。ミニサイズは高さが低くロックの形状も異なりますので、手のひらでフタと本体を一緒に持ち上げ、握り込むようにしてロックしてください。
新品は少しロックがかたく感じられますが数回滅菌すると馴染んでロックしやすくなります。
開封する際は両手でロックを引き上げ、水平にフタを持ち上げてください。
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滅菌
・iConはオートクレーブ(パルス式プレバキュームプログラム)、EOG、プラズマ滅菌に対応しています。
・オートクレーブの予熱時間(10~15分程度)乾燥時間(30~45分程度)を適切に設定してください。
・iConの上に、他の被滅菌物を積み重ねた状態で滅菌しないでください。
・iConのラック上段の被滅菌物はなるべくドレンの出にくいものにしてください。
・EOG滅菌後は、滅菌バッグと同等の条件で十分にエアレーションを行ってください。
・破損しますので、回収用iConをフタをした状態で絶対に滅菌しないでください。
・3M社製オートクレーブ用滅菌テープは絶対に貼付しないでください。
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3M製オートクレーブ用滅菌テープについて
3M製滅菌テープ(3Mコンプライ高圧蒸気滅菌用化学的インジケータテープ)はiConには絶対に貼付しないでください。
プラスチック部分にクレーズ(細かな無数のキラキラした傷)が発生します。
また上段の被滅菌物に貼付した上記テープの有害成分を含んだドレインがiConに滴下すると同様のダメージを受けることがありますので、コンテナーフタの上をリネン布あるいは不織布でカバーしてください。
クレーズを確認した場合は十分に洗浄し糊残りに含まれる有害成分を除去してください。有害成分が除去されていればクレーズの進行を抑えることができます。
上記テープによるクレーズの発生は保証の対象外となります。
このような問題の発生を確認しているのは3M製滅菌テープだけで
他社の滅菌テープについては右表の通りです。
オートクレーブ用滅菌テープ
×クレーズ発生 3M 高圧蒸気滅菌用 化学的インジケータテープ
○サクラ精機 ブラウン インジケータテープ
○キヤノンライフケアソリューションズ オートクレーブテープ
○ホギ インジケータテープ(OK)
○日油技研 オートクレーブ用滅菌テープ(AC)
iConのフタに貼付した3M製滅菌テープを3回滅菌後
貼付したままのところ(上)と、はがしたところ(下)
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